KENZO「茜と沙希ちゃん、どっちが料理が上手いかって?」
みのり「そうです!もちろん虹野先輩ですよね?!」
あや「でも・・・茜さんも上手だよ?」
KENZO「確かに、どっちも甲乙つけれないくらい上手いからなぁ・・・。」
みのり「じゃあ、KENZO先輩にもわからないと?」
KENZO「俺にはわからないけど、他の人ならわかるかもしれないぞ?」
あや「どういうこと?お兄ちゃん。」
KENZO「実は今度、商店街主催の料理コンテストがあるんだ。」
みのり「それに、虹野先輩と茜さんを参加させるということですか?」
あや「でも・・・2人とも出てくれるかなぁ。」
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・
沙希「料理コンテスト?そんな、私なんかじゃ全然ダメだよ。(^^;;」
茜「・・・興味ありませんから。」
みのり「ほら、やっぱり・・・。(^^;;」
KENZO「そうかぁ、残念だな。優勝者には、鶴来屋旅館3泊4日のペア宿泊券が出たんだけど・・・。」
沙希「え、鶴来屋ってあの有名な?(^^)」
KENZO「しかも、副賞として百花屋のジャンボミックスパフェデラックス1週間無料券も出るんだが、
興味ないんじゃ仕方ないよなぁ・・・。」
茜「出ます。」
沙希「私も・・・出てみようかな?(*^^*)」
KENZO「そうか!2人ならそう言ってくれると思ったよ。(^^)」
あや「お兄ちゃん、あたまいい・・・。」
みのり「ずる賢いだけじゃないですか・・・。」
KENZO「2人とも出るって言ってくれたんだから、どちらでもいいだろ?」
みのり「ま、まあ、それはそうですけど・・・。」
茜「・・・それで、ルールはどうなっているんですか?」
沙希「そうだね。それはちゃんと聞いておかないと・・・。」
KENZO「え〜と・・・ルールはトーナメントによる勝ち抜き戦で、30分で1品を作り、
それを審査員に評価してもらい、評価の高いほうが勝ち上がる方式みたいだな。」
あや「よくあるルールだね。」
KENZO「ただし、自分自身も相手の料理を審査すること。
それを拒否したり、審査出来ない場合は負けとなります・・・だってさ。」
みのり「それじゃあ、相手の料理に最低点をつければ簡単に勝てるじゃないですか♪」
沙希「みのりちゃん、それはだめよ。」
みのり「どうしてですか?」
茜「自分の舌を偽ってはいけません・・・。」
沙希「それに、お互い一生懸命作った料理なんだから・・・ね?」
みのり「ごめんなさい・・・。」
沙希「わかってくれればいいの。(^^)じゃあ茜さん、お互いに頑張りましょう♪」
茜「・・・はい。」
・・・
??「ふ〜ん、温泉旅行か・・・。」
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・
(そしてコンテスト当日)
あや「沙希さんはAブロック、茜さんはBブロックということは・・・。」
みのり「あたるとしたら決勝戦・・・。」
沙希「それはさすがに無理だと思うけど、頑張ってみるね。じゃあ後で♪」
KENZO「沙希ちゃん、頑張れよっ!」
茜「KENZO・・・。」
KENZO「おっ、茜。茜も優勝目指して頑張れよ。
なんたって、ジャンボミックスパフェデラックスが1週間タダだからな。(^^)」
茜「そんなことよりも・・・・・・。」
KENZO「・・・?どうした、茜。」
茜「もしも優勝したら・・・・・・。」
KENZO「優勝したら?」
茜「一緒に・・・・・・・・・・・・温泉に行ってくれますか?」
あや&みのり「えぇ〜?!!」
みのり「あ、茜さん、本気ですか?!相手はKENZO先輩ですよ!!」
あや「茜さん、今日はダイタン・・・。(*^^*)」
KENZO「俺は別に構わないが・・・。」
茜「では、約束しましたよ・・・。」
あや「行っちゃった・・・。」
みのり「いいんですか?あんな約束して!!」
KENZO「温泉に行くだけだろ?何か問題あるのか?」
みのり「・・・はぁ〜。何にも気づいてないんですね。」
あや「お兄ちゃん・・・ちょっと鈍すぎるよ・・・。」
KENZO「???」
みのり「いいですか?茜さんは、ジャンボミックスパフェデラックスを”そんなこと”って言ったんですよ!」
KENZO「確かに言ったな。まさか、茜がそんな温泉好きだとは知らなかったが・・・。」
あや「茜さんは、相手がお兄ちゃんだから温泉に行きたいって行ったんだよ。」
KENZO「・・・え?それって・・・。(^^;;」
みのり&あや「うんうん。」
KENZO「ま、まさか、2人の考えすぎだよ!あははははっ。(*^^*)」
みのり「思いっきり動揺してるわね・・・。」
あや「うん・・・。(^^;;」
沙希「・・・・・・。」
・
・
・
そして料理コンテストがスタート。
時間の都合で途中は省略するとして(笑)、沙希ちゃんも茜も危なげなく勝ち進み、
決勝でついに顔を合わせたのである。
司会者「さ〜てみなさんお待ちかね!いよいよ決勝戦です!!Aブロックから勝ち残ったのは、
派手さには欠けるものの真心のこもった料理で審査員の心をグッと掴んだ、虹野沙希さん!」
みのり「虹野せんぱ〜い!頑張ってくださ〜い!!」
司会者「そしてBブロックからは、レパートリーの多さはナンバーワン!
もちろん味も一級品の里村茜さん!」
KENZO「茜も沙希ちゃんも頑張れ〜!!」
司会者「そして・・・Cブロックからはルールを逆手に取った戦術で見事決勝進出!
決勝でもその腕前を見せてくれるのか?!月宮あゆさん!」
KENZO「なにぃ?!!」
あゆ「うぐぅ、人聞きの悪いこと言わないでよ・・・。(T-T)」
司会者「それでは、レディ〜ゴー!!」
・・・
あや「お兄ちゃん、あゆさんも誘っていたの?」
KENZO「い、いや、たぶん自分で申し込んだんだろうけど・・・。」
みのり「あゆさんって、そんなに料理上手でしたっけ?」
KENZO「最近は多少マシになってきたけれど、とても決勝まで残れるような腕前じゃないぞ。
(もっとも、Cブロックがあったなんて気づきもしなかったが・・・。(^^;;)」
あや「ルールを逆手に取った戦術って、司会者の人が言ってたけど・・・。」
KENZO「なんか・・・すっごく嫌な予感がするな。(^^;;」
・・・
司会者「それまで!時間です。それでは審査の方に入りたいと思います。」
みのり「誰が勝つんでしょう・・・。」
あや「・・・・・・。」
司会者「まずは、虹野沙希さんの料理からご試食ください。」
あゆ「モグモグ・・・。うん、すっごくおいしいよ。(^^)」
茜「・・・さすが沙希ですね。でも・・・今回は譲るわけには行きません。」
KENZO「他の審査員の評判もかなり良いみたいだな。」
司会者「次に、里村茜さんの料理をご試食ください。」
あゆ「モグモグ・・・。うん、茜さんのも同じくらいおいしいよ。(^^)」
沙希「うん。味付けも濃くないし、かといって薄すぎるわけでもないし、絶妙な味加減だと思う。」
あや「審査員の人たちも、沙希さんの料理と甲乙つけがたいって顔してるね。」
みのり「まさか・・・このまま引き分け?」
司会者「それでは最後に、月宮あゆさんの料理をご試食ください。」
沙希「・・・?これってもしかして・・・。(^^;;」
茜「・・・なるほど。そういうことですか。」
あや「2人とも、どうしたんだろう?全然食べようとしないけど・・・。」
KENZO「ルールを逆手に取ったって・・・もしかして・・・。」
沙希「・・・ごめんなさい、棄権します。」
みのり「虹野先輩?!なんで?!どうして棄権するんですか!!」
KENZO「いや、賢明な判断だ。」
あや「お兄ちゃんは、沙希さんに勝ってほしくないの?」
みのり「そんなに茜さんと一緒に温泉に行きたいんですか?!!」
KENZO「落ち着け、みのりちゃん。審査員をよく見てみろ。」
みのり「審査員がどうしたって言うんですか!・・・って、あれ?」
あや「みんな・・・気を失ってる?」
KENZO「おそらく・・・あゆは料理の中にあのジャムを入れたんだろう。」
みのり「あのジャムって・・・例のあれですか?(^^;;」(※7万アクセス記念座談会参照)
KENZO「食べたことのあるみのりちゃんならわかるだろう。あれがどれだけ想像を絶する味か。
しかも、それをあゆが料理したとなると・・・。」
あや「でも、そうすると優勝は・・・あゆさん?」
KENZO「いや・・・。」
あゆ「どうしたの茜さん?食べないのかな?(^^)」
茜「あゆ・・・上手い作戦を考えましたね。」
あゆ「な、なんのことかな?(^^;;」
茜「これなら料理が上手でなくても、相手を審査できない状態に追い込めるから、
優勝商品が手に入れられるというわけですか・・・。」
あゆ「うぐぅ、だってKENZO君と遊びに行きたかったんだもん!」
茜「あゆ・・・大事なことを忘れていませんか?」
あゆ「大事なこと?」
茜「以前、あなたが持ってきたジャム・・・最後は誰が食べましたか?」
あゆ「・・・・・・あっ!」
茜「あむあむ・・・。イマイチですね。そんな作戦を考えるよりも、まずは料理の腕を上げることですね。」
あゆ「うぐぅ、ボクの・・・負けだよ。(T-T)」
KENZO「茜が相手じゃなければ、あゆの優勝だったんだろうがな・・・。」
司会者「というわけで、優勝者は里村茜さんに決定しました!おめでとうございます!」
・
・
・
(そして、コンテスト終了後・・・)
みのり「結局、茜さんの方が上ってことかぁ・・・。」
あや「ううん、そんなことないと思うよ。だって、審査員の人達だって
どっちに良い点をつけるか困っていたみたいだし。」
KENZO「そうだな。棄権さえなければ、実際どうなっていたか・・・。」
みのり「あ、あそこにいるの、虹野先輩じゃないですか?」
あや「ほんとだ。でも・・・何だか元気ないみたい。」
KENZO「沙希ちゃん・・・。」
みのり「・・・KENZO先輩。」
KENZO「ん?」
みのり「私はあやとちょっと用事がありますから。」
あや「え?私は別に用事なんか・・・。」
みのり「いいから!少しは気を利かせなさいよ。」
あや「あ・・・そういうこと。うんわかった。」
KENZO「あや?」
あや「そうそう忘れてた。みのりちゃんとちょっと用があったの。」
みのり「そういうわけですから、虹野先輩のことお願いしますね。」
KENZO「あ、ああ。それじゃあ・・・。」
タッタッタ・・・。
あや「みのりちゃん、いいとこあるね♪」
みのり「勘違いしないでよ!KENZO先輩のためじゃなくて、虹野先輩のためにやったんだからね!」
あや「はいはい。わかったから、用事っていうのを済ませにいこっ♪」
みのり「も〜、ホントにわかってんの、あや?!」
・・・
茜「・・・あ、KENZO。約束通り・・・」
KENZO「沙希ちゃん。」
沙希「あ、KENZO君・・・。」
KENZO「残念だったな。」
沙希「うん・・・負けちゃったね。でも、茜ちゃんなら・・・」
KENZO「負けても仕方ないか?」
沙希「・・・・・・。」
KENZO「茜が相手なら、負けても悔しくないか?」
沙希「・・・悔しいよ。だって、一生懸命作ったんだもん。悔しくないわけないじゃない・・・。」
KENZO「・・・沙希ちゃんはさ、料理を作る時ってどんな事を考える?」
沙希「え?そ、それは・・・食べる人が、喜んでくれるといいなって・・・。」
KENZO「それは、今回も?」
沙希「う、うん。もちろんよ。」
KENZO「じゃあ、それでいいんじゃないか?少なくとも、沙希ちゃんの料理を食べた審査員は
おいしいって喜んでたと俺は思う。それに、負けてしまったのは味の差ではなくて、
あゆの料理を食べれるかどうかだったんだからさ。」
沙希「KENZO君・・・。」
KENZO「って、あんまりらしくない事言わせるなよな。(^^;;」
沙希「うん・・・ゴメンね。それから・・・ありがとう。(*^^*)」
KENZO「よ、よせよ。照れるじゃないか。(*^^*)」
沙希「うふふっ。でもね、本当は料理で負けたのが悔しかったんじゃないの。」
KENZO「え?じゃあ、なんで・・・。」
沙希「あのね、私も・・・・・・一緒に温泉に行きたかったから。(*^^*)」
KENZO「ええっ?!そ、それって・・・。」
沙希「ウ・ソ♪」
KENZO「・・・な、なんだよ〜。思いっきり期待しちゃったじゃないかぁ。」
沙希(今のところは・・・ね。(*^^*))
KENZO「ん?何か言った?」
沙希「ううん、な〜んにも♪」
KENZO「?」
茜「KENZO・・・。」
あゆ「あっ、茜ちゃん!優勝おめでとう♪」
茜(私の時は”別に構わない”で、沙希の時は・・・。)
あゆ「茜ちゃん?・・・あっ。」
茜「・・・・・・。」
あゆ「茜ちゃん・・・KENZO君の所に行かないの?」
茜「・・・今はやめておきます。」
あゆ「茜ちゃん・・・じゃあ、ボクはKENZO君の所に行くけど・・・。」
茜「あゆ・・・一つお願いがあるのですが。」
あゆ「お願い?何かな?」
・・・
あゆ「KENZOく〜ん♪沙希ちゃ〜ん♪」
沙希「あっ、あゆちゃん。」
ぽかっ!
あゆ「うぐぅ〜、いきなり何するんだよ〜。(TーT)」
KENZO「それはこっちのセリフだ。料理にあのジャムを使うなんて、一体どういうつもりだ?!」
あゆ「うぐぅ〜、だって〜。(T-T)」
KENZO「だって〜、じゃない!」
あゆ「うぐぅ〜。(T-T)」
沙希「幸い大事には至らなかったんだし、それくらいで許してあげて。ねっ?」
あゆ「ねっ?」
KENZO「お前が言うなぁ!!」
あゆ「うぐぅ〜。」
沙希「ところであゆちゃん、茜ちゃん見なかった?」
KENZO「そういえば、ずっと姿を見ないな・・・。」
あゆ「茜ちゃんなら帰ったよ。」
KENZO&沙希「帰った?」
あゆ「うん。何だか急いでたみたいだけど・・・。」
沙希「きっと、急ぎの用でもあったんだよ。」
KENZO「うん・・・みのりちゃん達といい、茜といい、今日は忙しい日だな・・・。」
あゆ「あっ、それでね、これをみんなで食べてくださいって。」
沙希「茜ちゃんが?」
あゆ「うん。余った材料で作ったって言ってたよ。」
KENZO「へぇ〜、そいつはありがたいな。見てばっかだったから、さっきからおなかがぺこぺこで。(^^ゞ」
あゆ「ボクもボクも♪」
KENZO「あゆの場合、味見が出来なかったんだろう。自滅するから。」
あゆ「うぐぅ〜、その話はもういいよ。(^^;;」
沙希「私はたくさん味見して、おなか一杯だから・・・。(^^ゞ」
あゆ「それじゃあ、KENZO君と2人で半分こだね♪」
KENZO「いいや、こういう時は・・・早い者勝ちだ!!」
あゆ「あっ、ずるいよKENZO君!だったらボクだって〜!!」
ぱくっ。(×2)
・・・・・・・・・・・・
KENZO「こ、これは・・・・・・。」
あゆ「も、もしかして・・・・・・。」
沙希「ど、どうしたの、2人とも?顔が真っ青よ!」
KENZO「あ、茜の奴・・・あゆの残した材料まで使いやがったな・・・。」
沙希「それってもしかして・・・あのジャム入りだったの?(^^;;」
あゆ「どうしてボクまで・・・うぐぅ。」
ばたっ。(×2)
沙希「ちょ、ちょっと!ねぇ、しっかりしてったら!!」
結局、沙希ちゃん1人では気を失った2人を運ぶ事も出来ず、救急車で運ばれる羽目になりました。
・
・
・
茜「KENZOが全部悪いんです・・・。」
次回予告
優勝商品の宿泊券で、鶴来屋にやって来た茜とKENZO。
枕は2つ、布団は1つ。そんなラブラブな状況にすんなりと行くはずもなく、
こっそりと、ついて来ましたいつもの面々。
誰がみんなの宿泊代を払うんだ?!
ついに最恐キャラ、千鶴さんが登場するのか?!
性格反転キノコは、やはり食べなきゃダメなのか?!
性格が反転した沙希ちゃん達なんてあたしゃ書けんぞ!(^^;;
次回、16万アクセス記念座談会 『鶴来屋攻防戦』。
扉の向こうで浮気が起こる・・・。(※○○○の鬼太郎風に)
・・・・・・全部ウソです。(^^;;